スポーツ障害

スポーツ障害とは?

スポーツ1
スポーツ2

長時間に同じスポーツを続けることなどにより、体の一定の部位に負荷がかかって起こる障害のことをいいます。
スポーツにおける体の使い過ぎ(オーバーユーズ)を原因とするもので、成人だけでなく成長期の子供にもよく起こる障害です。

成長期のスポーツ障害

成長期の子供に特に多いスポーツ障害を一部紹介したいと思います。

オスグッド・シュラッター病

オスグッド

小学校高学年くらいから高校生くらいまでにサッカーやバスケット、テニス、バレーなどジャンプしたり走ったりという脚を酷使するスポーツに多く見られる膝のお皿の下の骨(脛骨粗面)に痛みを生じるものをいいます。
膝を伸ばす力の繰り返しにより太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が脛骨に付着する成長軟骨部を牽引し剥離するために生じます。

離断性骨軟骨炎(肘)

離断性骨軟骨炎

10代の野球少年に多く発生し、投球するとき肘の外側にかかる力によって骨と骨(橈骨頭と上腕骨小頭)とがぶつかり、肘の外側が痛みます。
最初は違和感程度のことが多く、悪化するまで症状が軽いのが特徴で痛みよりも肘の曲げ伸ばしができないことで気づくこともあります。
骨や軟骨がまだ弱い年齢で繰り返しそこに力がかかると、上腕骨小頭側の骨・軟骨が傷みます。
症状が軽いうちに発見できれば安静により治りますが、筋肉や靭帯に比べて骨・軟骨のケガは治りが遅く、3ヶ月から6ヶ月、また1年以上かかるケースもあります。
野球選手で外側に痛みがある場合は要注意です。

治す方法は?

全てに原因と結果があるように、スポーツ障害も痛みが勝手に出ることはなく、何かの原因があって、痛みが出ています。
それを考え、改善していくことがスポーツ障害では一番重要なことです。

当院では患者一人一人を評価し、症状、機能改善に努めております。
サッカー・野球の現場でトレーナー活動しているスタッフもおり、必要であれば投球指導も行っています。
また、整形外科との医接連携にも力を入れています。整骨院では適応外の疾患の場合、専門の整形外科医に診てもらうことが必要不可欠です。
各ケガに対して医療機関への紹介準備を整えていますので、まずはご相談ください。